2006年05月08日
振り込め詐欺 本橋酒店
日本の友人のI君とSKYPEでひさびさに話をした。
先日I君の実家に鉄道警察と名乗る輩から電話があり、お宅の息子さんが、痴漢で逮捕されましたと、本人は泣いていて電話に出れない。
国選弁護人が決まったのでそちらに電話してくれと突然連絡が入ったようだ。どうみてもI君は痴漢をしそうな感じなので、母上も信じてしまったようだ。
国選弁護人に電話をすると示談金が500万円必要だとのこと。。。
けっこうこの手で騙される人が多いようだ。
電話口に泣きじゃくる本人の偽者も登場させる手の混み様だ。でも 偽弁護士が『勤務先にも連絡済みで大丈夫です』と言う時に 6年以上前に退職した会社のU短資の名前を出してどうやら嘘がばれたようだ。
しかし、後日、I君は母親から、『痴漢はいけないよ』と叱られたそうだ。よほど信頼がないらしい。しかし、こういうむかつく犯罪が急増しているようだ。
私は、こういう馬鹿者を撃退するために電話を待っているのだが、いっこうにかかってこない。。
子供のころ、よくそば屋と電話番号が似ていたので間違い電話がかかった来た。
番号が違うというと、叩ききる馬鹿者もいた。
むかついたので、ある時、そば屋のふりをして電話に出て、狸うどんとてんぷらそばの注文を受けてやった。
ざまあみろ、もう30年以上もたっているが、まだ注文したそばは届いてないだろう!
いつまでも待ってろっつうの。そばがのびちゃうよ。
それと、 あとで多少罪悪感を感じたが、病院と間違えて電話してくるやつがいた。娘がまだ戻ってこないと、いま診察中ですと言ってやった。
でも30年たってもニュースにならないところを見ると、無事帰宅したのだろう。
近所に同級生の酒屋があった『本橋食品』だ。
あの長瀬治療院の前にいまでもある。
ここの店の親父が『がんこ一徹』と呼ばれていたが、むちゃくちゃだ。
いつも、相撲取りの化粧回しのようなものを、腰に巻いて仕事していたが、遊びきた友達でも自分が気に入らないと『とっとと帰れ』と追い返す。
機嫌が悪い時に運悪く電話をすると、目の前に息子がいても『いねえよ』と叩ききる。
2人の息子がいるのだが、私は、長男と同級生だ2歳年下の弟がいた。
なぜか、その『がんこ一徹』は弟を大切にしていた。
大学のころ遊びに行くと、兄貴の部屋には裸電球、壊れかけたラジカセとなんと『巨人の星』でもあるまいし、ちゃぶ台しかなかった。
ところが、弟の部屋は、おしゃれな家具や高級なステレオが配備されて、電灯もシャンデリアのようだ。
まるで、花形満と星飛雄馬が同居しているようだ。
結局、弟はいまでは、大銀行の立派な、サラリーマンだが、兄貴は田舎町の酒屋の若旦那だ(もう若くないが)。
いまでも巨人が優勝すると泣きながら電話してくる。いいやつだ。
その酒屋に遊びにいったとき、たまたま、セールスの電話に『がんこ一徹』が電話に出ていた。
どうやら20年ほど前に流行った。英会話の教材の押し売りのようだ。
『もしもし、えっ 息子? 息子はねぇよ いま丁稚奉公(でっちぼうこう)に出しているんだ。(そんな家は今ない)
だから、いねえんだよ〜、ねえちゃん。なに英会話? うちの息子は生まれつきペラペラなんだよ(そんな日本人はいない)
外人より英語がうまいんだよね〜〜(実際は アルファベットも知らないはずだ)へへへ
英会話教えてやろうか?おねえちゃんに?』
こんな具合で英会話のセールスを撃退していた。
また、商売はしているといろいろなやつがいるそうだ。
昔のコーラの自動販売機はお金を入れるとガラス窓を手で開けて、ビンを引っこ抜くのが定番だった。(写真左)
このガラスを開けて、栓だけ抜いて長いストロー刺して中身だけ飲んでいくやつや、
公衆電話の受話器だけ引きちぎっていくやつなど、
信じられないやつが結構いたらしい。世の中には悪いやつはいっぱいいるものだ。渇!
今回で、創刊100号になりました、今後もばしばし書いて行きます。
後日、I君にブログに載せる写真をくれと頼んだのが、いまどき、デジカメもカメラ付携帯電話も持っていないそうだ。
旧石器人だ!ちかんの仕方もあのミラーマン植草のように手鏡で覗いていたのかもしれない。