2020年10月02日
半沢直樹 倍返しできない銀行員生活 出納係の戦い!パート9
半沢直樹の実録銀行員生活は続いているが、、
今回はせこい上司のお話、、、コーヒーブレイクだ〜
埼玉銀行は、埼玉県のほぼ全ての市町村の公金を抑えていた、
そのお金を自由に動かして業績を偽装していた。。
そのため、市役所や、県税事務所に出張所を構えていて、
使えなくなった老いぼれ銀行員を派遣して業務に当たらせていた。。
主な仕事は税金の収納と両替などだ、どうでもいい仕事だ
その県税事務所に清水支店長代理と言う老いぼれ行員が常駐していた
病気で降格したとかで、でも権力があるのでみんなが気を使っていた
毎朝、、両替のための金種を用意させられた。自分で準備しろよバーロー
1万円、五千円、1000円、500円を何枚と指定されて
それを私は毎日、県税事務所まで届けた。。
『僕は腰が悪いからと!現金を届けてね』
自分で持っていけよ老いぼれが、この死に損ないと思った。
問題は500円!その当時500円札から500円玉に切り替えが
行われて500円札は基本的にはなく
500円札が必要な場合は、
日本銀行からわざわざ現受け(取り寄せ)をしていた。
この老いぼれ清水代理は、、いつも500円札を要求した、
500円玉を置く場所がないと言う理由で、、ある日
私は500円札を日銀から調達しないで500円玉を持っていった。
夕方県税事務所から清水代理が戻ると、私がいた出納係にきて、
500円玉を私の机に投げつけた。。置く場所がないんだよ、、と
パートのおばさんからは清水代理に逆らって出張所に
飛ばされた人もいるから気をつけてと言われた。
出張所??上等じゃねえか、、と思った。
忙しいのに自分の都合で誰も使わない500円札なんか用意させやがって
私は次の日から毎日500円玉を持っていった。。
夕方になると支店の出納係で、、大騒ぎになった。
『なんで500円玉じゃダメなんですか?』と私が反抗すると
出納係の上司が『笹子、上司に口答えはいけませんよ』とたしなめた
大もめになると、、なんと!ハナ肇にそっくりに志村支店長が来て、、
これは支店長のお出まし、やばい、と観念すると、、、
ハナ肇支店長より年配の清水代理に、、、
『清水さん、500円玉でお願いできませんかね??』と、、
助かった、、でもこんなくだらないことで
支店長の決済を仰がなければいけない
それが銀行という組織だった。。。
倍返しできない実録半沢直樹の銀行員生活は続く→こちら
前回までのあらすじ(読み逃した人へ)
半沢直樹 倍返しできない銀行員シリーズ パート5