2006年04月25日
ブルネイ王国 潜入記
2泊3日の予定で、ブルネイに侵攻した。正式名称はNegara Brunei Darussalam(ネガラ・ブルネイ・ダルサラーム)となり、永遠に平和なブルネイという意味があるそうだ。イスラム教の国だ。人口は35万人、在留届の出ている日本人はわずか80人、イスラエル国籍やイスラエルに入国したことがある人は、この国には、入国できない。入国のときパスポートを入念にチェックされる。
ブルネイはわが大日本帝国が油田確保のため、1942年〜1945年まで占領しており、ブルネイ湾には連合艦隊が停泊していた。あの栗田艦隊もここで給油して南方に向かった。大東亜戦争(太平洋戦争)後、イギリスの植民地に再びもどり、1984年に独立するまで、保護領として立憲君主制の政治体制をとっていた。現在では、日本がブルネイの天然ガスの99%を原油25%を購入している。
ところで、便利なのは、ブルネイドルはシンガポールドルと等価とされていて、シンガポールドルがブルネイ国内では、そのまま利用できる。両替する必要がないのだ。紙幣は双方の国で利用できるので、おつりもそのままでいい。(ただし硬貨は利用できない)タクシーはあまりない。空港の往復はトラベル会社に手配したほうがいい。バスがブルネイ国内どこまで走っても、1ドルでバス停以外でも乗り降りできる。観光客はあまり利用していない。この国では、市内観光かホテルライフを楽しむのがよさそうだ。
それから、ブルネイでは、アルコールが禁止されているのだ。でも持ち込みは可能だ。チャンギ空港で購入する必要がある。一人ワインやウイスキーは2本、ビールは12本までだ。ブルネイで入国したあとで書類に記入して持ち込むことができる。イスラム教徒が飲酒した場合、30万円の罰金と3年の懲役になる。なんだか罰金と懲役が釣り合わない気もするが、重罪だ。
ロイヤルブルネイ航空を興味半分で利用してみた。。出発はターミナル2でシンガポール航空と同じだが、一番奥のゲートにされているので、乗り込むまでに相当歩かなければならない。約2時間の空の旅だ、出発前に機内には『コーラン』(写真上)が流れる。スチュワーデスまで、風呂敷のようなものをかぶっている。夜10時の便だったが、余裕で1時間遅延して、夜11時過ぎに出発した。いきなり、この時間から機内食が出る。それもエコノミークラスだったが、まあまあだった。機内に持ち込んだ、ウィスキーをがぶ飲みだ。なんだか、アル中のおやじみたいで、いやだったので、一番後ろの席に移動して飲んでいた。
ブルネイ国際空港には夜中1時に到着だ。迎えの車に乗り込み、ホテルまでは約20分だ。ブルネイで一番高級とされるThe Empire Hotelに宿泊した。至る所に、金の装飾があり、入口付近には バカラの世界で4つしかないという数千万円のガラスのラクダ(左下)が置いてある。昼間は警備員がいるのだが、夜は誰もいない。へんな警備方法だ。部屋も広く豪華だった。部屋からの眺めも最高だ。よる沖に見える明りは、漁業ではなく油田だそうだ。ブルネイは全て海底油田だ。
ブルネイは原油と天然ガスの国で、裕福なため、所得税、住民税、国民年金等 一切の税金がない。医療費もすべて無料だ。しかし、60歳からは年金が毎月200ドル(約1万4千円)支給されるそうだ。これも先代の国王の資産から、、年収は海外労働者や一般的な労働者は3万円くらいで、普通の人で7万〜10万 公務員(教員など)は15万くらいだそうだ。ちなみに国民の3分の2が公務員だ。
公務員は宿舎が用意され、光熱費・水道代などすべてただで住める。兵役もなく志願制で、ネパールあたりから傭兵を雇用しているみたいだ。基本的に金持ちな国なので、なんでも金で解決するのだろう。富裕層は100坪くらいの家に住んでいる、2000万円くらいで購入できる。ということで、 一日目はもう2時もすぎたので、また続きにしたい
ブログをアップするためにインターネットを利用しようとしたが、フロントに電話して、IDとパスワードをもらう必要がある。わざわざボーイが持ってくるのだ。24時間利用分で50ドル(約3500円)だ。しかも速度は10MBくらいで非常に遅い。まあしょうがないか、