2006年06月21日
香港 ビクトリアハーバー『スターフェリー』
香港といえば、スターフェーリーについて語らなければいけないだろう。
いまでは、地下鉄もあるので、利用しない人も多いが、ガイドブックによると、100年以上前から、営業しており以前は、九龍と香港島を結ぶ庶民の最重要交通機関だったようだ。木の葉のような独特の左右対称の船だ。難民船に毛がはえたような、せこい船で、着岸するときは、かなり揺れるのでちょっと心配になるが、開業以来一度も事故はないようだ。営業時間はMTRのように24時間ではなく、6:30〜23:30だ。
でもいまでも、約8分でしかも、1.7HKドル(約30円)で利用できるのはうれしい。一応、1階席(1.7HKドル)と2階席(2.2HKドル)があって、料金が、微妙に違う、乗り場も違う、しかし基本的に景色も変らず、シートはどちらも、木製で、進行方向と逆側に背もたれを倒して乗るだけなので、安い1階席がおすすめだ。
天気のいい日や、夜は景色が綺麗で、地下鉄であっというまに、九龍(尖沙咀)や香港島(中環)に移動するのもいいが、のんびり海上移動するのも、いい。約10分〜15分間隔で運行しているので、のりすごしてもすぐに次が出る。
乗り場には、回転式3本ポールのださい、改札口がある。オクトパスカードをもっていれば、それをかざして、入場できる。そうでない場合は、改札口の一番右側の、小さい小屋のようなところに、ジジイが座っているので料金を支払えば、入場させてくれる。
九龍島のDFS(免税店)や、偽物ショップ『Paris Boutique』に行くには、スターフェリーの降り場からすぐなので便利かもしれない。
フェリーの乗り場付近には、へんてこりんな押し売り屋や、アンケートだなんだと近づいてくるやつがいるので無視しよう。九龍側には中国で気功集団『法輪功』の虐待場面の写真がそこらじゅうに展示してあって気持ち悪い。これも署名がか寄付だかを募っているが、近づかないほうが無難だ。