2006年10月09日
台湾 タクシー事情
台湾のタクシーは黄色だ。基本的にどこでも拾える。しかも、アジア諸国の中で(日本を除けば)一番きれいなタクシーだ。日本車が多い。車内もひろく快適だ。
料金はメーター制だ。初乗りははじめの1500メートルまで70元(約250円)だ。あと300メートル毎に5元づつ課金される。渋滞で停止状態のときは2分ごとに5元加算される。23時〜6時までは、20%アップだ。
ドアの開閉は客が行う。手をあげれば、どこでも止まってくれる。
基本的には台湾語しか通じないので、行き先を漢字で書いて見せるのが一番はやい。
カタコトの日本語はかなりのドライバーが話す。しかし細かいことまではわからない。
あと日本人だとわかると、急に演歌のCDをかけるドライバーが多い。しかもかなり古い演歌だ。下手をすると戦前や戦後すぐの曲も出てくる。
一回、後部座席にテレビまでついているタクシーに乗ったが、いきなり日本の古〜〜い演歌をカラオケで流された。こちらも、ニタニタするから、喜んでいると思って、次にくる日本人観光客にもおなじことをするのだろう。
基本的にドライバーは親切だが、このへんてこりんな演歌攻撃には参った。
だいたい料金は100元〜200元なので、500元以下、できれば、100元紙幣をもっていたほうがいい。1000元紙幣などだすとおつりがない可能性があるからだ。
チップは基本的に必要ないが、端数をあげると喜んで『ありがとう』と日本語で言ってくる。
行き先さえ、漢字でドライバーにしめせれば、市内を移動するのには、安くて安全だ。効率的に観光するためにうまく利用したいものだ。
ところで、秋の読書週間にぜひ、読んでください。日本の伝統を継承する22人の職人、芸能者の生の声を収録。私の友人のノンフィクション作家小松成美氏が、能楽師、三味線奏者、釜師など、伝統を守りつつ新しいものを創りだそうとする「和を継ぐものたち」の生きざまに迫る。
