2006年11月07日
香港 ハイキング事情& ミニバス(小巴)
突然 香港マスターのCCMさんから電話があり、『ハイキングに行きませんか?』とお誘いがあった。
夜の帝王 CCMさんからのめずらしい誘いに何かいいことでもあるのかと、思わず、ハイキングに行くことにした。
日曜の1時30分に陽明山の『TAI TAM COUNTRY PARK』(大潭郊野公園)の入口で待ち合わせした。
リュックサックにペットボトルの水とタオルを入れて、集合場所に行くと、CCMさんは、定番の茶色の登山帽をかぶり、足にはゲートルのようなものまで巻いて、屈伸運動をして準備万端だ。
『C、C、M(シーシーエム)C、C、M(シーシーエム)』とへんな掛け声をかけながら、膝を曲げたり伸ばしたりしている。ちょっと近寄りにくかった。
しかし男2人でハイキングとは、人に見られたらホモだと思われるだろう。
入口の案内板でコースを確認してさっそくハイキングコースに突入した。
このコースは初心者向けで、道も全部舗装されている、途中のトイレなども完備されている。
コースの周辺には数十箇所もBBQピッチがある。 日曜日ということで、家族や多数の仲間でバーベキューをしている人々を多く見かけた。
ハイキングをしている人もたくさんいたが、さすがに男2人というのは我々だけだ。
毛唐のカップルが多い、途中でいちゃいちゃ、キスしたり抱きあったりしていた。しかも上半身裸の毛唐までいた。後ろから近づいて、ズボンを下ろしてやろうかと言うと、最近幸せいっぱいのCCMさんが、、『カンチョーのほうが、ええんやない』としぶくつぶやいた。
途中で湖が突然出てきた。景色もかなり綺麗だ。久しぶりに歩いたので汗だくだ。ここらへんで、一休みと思ったが、CCMさんは、取り付かれたように、どんどん早足で歩いていく。
貯水池も点在している。香港島の水がめだ。鯉などの魚がたくさん泳いでいた。釣りをしている人も多い、しかし CCMさんは、香港人は難病の人が自分の身代わりにと白い鯉を放しにくるそうで、きみが悪いので釣らないほうがいいと言っていた。 亀もたくさんいるらしいが、その日は見かけなかった。
4KM〜5KMの初心者向けコースだが、あっと言う間に45分で歩ききってしまった。『たいしたことないやね これくらいじゃ運動にならんな』とまたしぶく CCMさんがつぶやいた。
そして、『赤柱(スタンレー)で、一杯やりまへんか?』と鶴瓶のような笑顔で言われた。
『TAI TAM COUNTRY PARK』(大潭郊野公園)の出口にはタクシーもたくさん客待ちしていたが、ここは、ミニバス(小巴)で行くことにした。私はこのバスに乗車したことはない。マイクロバスのような、乗り物で、定員は10名〜15名くらいだ。行き先はバスの正面に表示されている。
ちなみに、このミニバスは、タクシーと違って、バス停でしか乗車することができない。(車の上部グリーンのミニバス)
この手のバスは運転手が自営で営業しているので、不定期に運行されていて、始発では、客が集まるまで出発しないこともあるようだ。(このタイプのミニバスは上部が赤色だ)
ほどなくバス停にミニバスが到着した。乗車するとすぐ左側に料金を支払う機械がある。オクトパスカードか硬貨で支払う。おつりなどでないので、現金で支払う場合は小銭の用意が必要だ。赤柱までは6HKドルだった。
CCMさんが『高いな〜』と不満そうにつぶやいた。しかし90円だ。
乗りごこちはあまりいいとは言えない。しかも結構飛ばしている。CCMさんは、ポツリと『雨の日はやめといたほうがいいよ、ミニバスは、時々、横転しているみたいだよ』と恐ろしいことを言っていた。
ミニバスの前方には、なぜか客に見えるように、でかいスピードメーター(写真左)が設置されている。客に危険度を知らせているのだろうか??
ほどなく赤柱(スタンレー)に到着した。ミニバスの運ちゃんはすぐに、行き先を柴灣に変えて、乗客を乗せていた。
CCMさんは、赤柱はひさしぶりのようで、『きれいに、なったな〜〜全くかわっちゃぅったな』と浦島太郎のようなことを言っている。
入口の雑貨屋では、いろいろなガラクタを販売していた。なんと、阪神タイガースの浮き輪まで売っている。買っていったら、大阪人のジャバことI氏が喜びそうだ。
よほど日本で売れないので、たぶん香港の雑貨屋にただ同然で叩き売られたのだろう。ちなみに、やはり価値のある我が巨人軍のグッツは置いてなかった。
すぐに右手にすすみ、海岸沿いのレストラン街で一杯ひっかけようとしたが、毛唐(外人)でいっぱいだった。『ほんま、毛唐だらけで、むかつくな』と、CCMさんがむっとした顔でつぶやいた。
その先には、近年オープンした。マレーハウス(香港海事博物館)の建物があった。
『知らない建物やな〜〜』とCCMさんが不満そうにつぶやいた。
最近できたみたいで、おしゃれなレストランとかもあるというと、
『ほんなら、行ってみるか』とめずらしく乗り気でCCMさんが小走りに突入した。エスカレーターを上がると、トランペットの演奏が聞こえてきた。
最近銅鑼灣で流し家業をしているCCMさんは、すぐにその店先に食らいついた。
『ここにしまへんか?』めずらしく即決だ。
そこは、ドイツ料理『King Ludwig Beerhall』だった。
眺めのいいテラスの席を案内されたが、『まぶしいやないか!』とお得意のケチをつけて、店内の席に逆戻りした。『ほんま、焼け焦げるやないか!』とお冠だ。
さっそくビールをジョッキ(1リットル)で注文したが、15分たっても来ない、CCMさんのめじりが上がってきた、通りかかったウエイターに『わいの注文どうなっとるんや!』とドスの利いた声でクレイムを入れた。
そうするとすぐにビールがやってきた。そして、ソーセージの盛り合わせもやってきた。『オレのよりちいさいやな』とCCMさんはめずらしく下ネタを披露した。
バンドのドイツ人たちに、CCMさんは、『やつらは本物やな』としぶくつぶやいていた。
なんだかわかなないが、キャベツの漬物も注文した。
そうしてハイキングで流した汗以上のビールを飲んでしまった。
ドイツ料理『King Ludwig Beerhall』2899-0122
Murray House Stanley Plaza,Stanley,Hong Kong
営業時間 月−木 12:00-24:00
金祝前日 12:00-翌1:00
土 11:00-翌1:00
日祝祭日 11:00−24:00
今日のマイタンは371HKドル(約5,500円)だった。
そして、5時ころだったが今日のところは解散することにした。

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この記事へのコメント

CCMさんからよく夜中に『CCMでんがな、おきてます?』と電話があるので問題ないです。

ご無沙汰しております。
毎回、楽しみに拝見しております。
今回はCCMさんネタで随分と笑わせて頂きました。
実は昨夜、左サイドに貼り付けておられる"SKYPE Me"のバナーをクリックしたら、自分のスカイプが立ち上がり電話をした様な感じになったのですが、違いますか?随分遅い時間だったのでご迷惑をかけたのではないかと少しビビっております。最近スカイプを始めたばかりの初心者なもんで、もしご迷惑をおかけしたならごめんなさいですm(__)m