2011年07月17日
香港ドル ドルペッグ制の将来は?
よく香港に来て海外投資をはじめる人に聞かれる。。
・香港ドルと米ドルとどちらで投資したほうがいいんですか??
・ドルペック制はどうなるんですか?
・香港ドルは将来、人民元とペッグするんですか?


香港ポストに
香港ドルが米ドルに連動しているわけ〜ドルペッグ制の仕組み
というわかりやすい記事が掲載されていたので参考にしてほしい→こちら
要約すれば、
◎香港返還がドルペッグ制を生んだ
(自国通貨を米ドルと固定する為替制度)
現在香港ドルは1米ドル=7.8香港ドルに固定されている
(正確には7.75〜7.85香港ドルの範囲内)
ドルペッグ制誕生の歴史的背景は
1983年9月24日ブラックサタデー(暗黒の土曜日)
その当時変動相場制を採用していた香港は、英国が1997年に
中国に返還される新海にともない香港島と九龍半島の全域も返還するという情報から
香港ドルは売られ1米ドル=9.6香港ドルまで下落した。
香港では為替の混乱から香港ドルが街で利用しにくくなる現象まで起きて来た。
香港政庁は1983年10月17日 1米ドル= 7.8香港ドルに固定したのがはじまりだ。
◎香港のカレンシーボード制による通貨の安定
香港では、日本と違い、HSBC香港、スタンダード・チャータード銀行
中国銀行が発券銀行になっている(日本はもちろん日本銀行)
発券銀行は、香港ドル紙幣を発券する時、同額の米ドルを香港金融当局に納付しなければならない。
そのため香港ドルは米ドル資産に保証されていることになる。
結果的に為替が安定する(カレンシーボード制)
◎ドルペッグ制のデメリット
ドルペッグ制のため香港の政策金利は米国と連動せざるをえない。
香港は景気が良くなっても利上げをしてインフレを抑制するなど
独自の金融政策がとれないということだ。
過去は、香港と米国の景気循環が似ていたので問題は起こらなかったが、
返還以降、中国本土の経済に影響されているので
現在、香港はちょいとしたバブルだが、米国が低金利のため金利を引き上げることができない。
それで不動産価格を抑制する時など税金を高くするなどで対応している。
しかし日用品や公共料金の値上げなどが深刻になっているのに、
金利を上げることはできないのが現状
◎香港ドルは人民元ペッグ制に移行するのか
人民元と連動すれば、近年人民元に対して値下がりしている香港ドルの価値を修正することも可能だ。
しかし、人民元が自由化されなければ、人民元と香港ドルを連動すればさらに問題は深刻になるので
人民元が自由化されない限り、人民元ペッグ制は導入されることはない。。
というようなことが、香港ポストに特集で書かれていた。
まあ。そう簡単に人民元にペッグされることはないということだ。
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1983年9月24日ブラックサタデー(暗黒の土曜日)
その当時変動相場制を採用していた香港は、英国が1997年に
中国に返還される新海にともない香港島と九龍半島の全域も返還するという情報から
香港ドルは売られ1米ドル=9.6香港ドルまで下落した。
香港では為替の混乱から香港ドルが街で利用しにくくなる現象まで起きて来た。
香港政庁は1983年10月17日 1米ドル= 7.8香港ドルに固定したのがはじまりだ。
◎香港のカレンシーボード制による通貨の安定
香港では、日本と違い、HSBC香港、スタンダード・チャータード銀行
中国銀行が発券銀行になっている(日本はもちろん日本銀行)
発券銀行は、香港ドル紙幣を発券する時、同額の米ドルを香港金融当局に納付しなければならない。
そのため香港ドルは米ドル資産に保証されていることになる。
結果的に為替が安定する(カレンシーボード制)
◎ドルペッグ制のデメリット
ドルペッグ制のため香港の政策金利は米国と連動せざるをえない。
香港は景気が良くなっても利上げをしてインフレを抑制するなど
独自の金融政策がとれないということだ。
過去は、香港と米国の景気循環が似ていたので問題は起こらなかったが、
返還以降、中国本土の経済に影響されているので
現在、香港はちょいとしたバブルだが、米国が低金利のため金利を引き上げることができない。
それで不動産価格を抑制する時など税金を高くするなどで対応している。
しかし日用品や公共料金の値上げなどが深刻になっているのに、
金利を上げることはできないのが現状
◎香港ドルは人民元ペッグ制に移行するのか
人民元と連動すれば、近年人民元に対して値下がりしている香港ドルの価値を修正することも可能だ。
しかし、人民元が自由化されなければ、人民元と香港ドルを連動すればさらに問題は深刻になるので
人民元が自由化されない限り、人民元ペッグ制は導入されることはない。。
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