2019年05月03日
平成バブル終了とともに国税局がやってきた〜〜〜
ある日会社に国税局がやってきた。。。
税務調査だと言いながら会社に居座り始めた。。
その当時私は、オンバランス(為替、資金など)の
執行役員営業部長ですでに銀行さんの電話は取っていなかった。
オフバランスセクションの執行役員営業部長は外人だった。。
国税が来るとわかるとまずは外人の執行役員が海外出張名目で消えた
社長はスイス人なのでもともと日本にいない。。。ということで、
木っ端役人のお相手は、、私が一手に引き受けることになった。
朝9時から午後5時まで、毎日のように国税のおっさんに監禁された
ある日、接待費の明細が山ほど会議室に並べられていた。。。
私は自分の担当部署の接待費にしか検印を押していなかったが、
まだまだバブっていたオフバランスの外人部隊の接待費には驚いた。
一晩で100万以上???? あとは、よくある数字の改ざん、、
しかし、私は検印を押していないにも関わらず国税のおっさんが
これは脱税でないにしろ道義的な責任があるとは思わないのか!
とか叱られた、、、
全部コピーいただくよと、おそらく反面調査のために
証拠として持ち帰ったのだろう。。。
総務のおばちゃん(野村さん)は、私は脱税なんかしないから、
世間でいうお土産(少しは追徴課税を受けること)は
一円も渡さないからね、あんた頑張りなさいよ!!と言われたが、
冗談じゃない。。。毎日仕事にならない。。。
辛気臭い木っ端役人の相手を毎日するのだ
でも、なかなか脱税の証拠が出てこない、木っ端役人は苛立っていた
ある日領収書を目の前に突き出された。近所の肉屋の弁当の領収書だ
1500円、、、あるいは1500円の倍数、の領収書、、、
当時残業すると社員には1500円までの夕食費が支給されていた。
綺麗に全員1500円なのだ、、
『それがなんなんですか?』と聞くと、
次に、国税のおっさんの領収書680円を見せてくる。
同じ肉屋の領収書だ、わざわざご丁寧に実際購入したんだとさ〜
弁当を購入したら1500円なんてメニューはなかったと、、
『私は、、若い奴は食欲あるから大盛りとか特別な肉メニューで
注文しているんでしょう。。。』というと
その時、夕食の支払いはナイトシフト(夜番)のN谷くんが
取り仕切っていたのだが、
『さっきね、、N谷くんに聞いたんだけど、すぐに白状したよ、、
差額はみんなで山分けしていたってさ!』
しかも、残業していない人の名前を何十人も片っ端から書いて
あの馬鹿野郎、、すぐに白状しやがってと思ったが、後の祭り、
『こういうの毎日毎日やらせていると利益供与!
給与を税金なしで支払っているのとおんなじなんだよ!!
脱税だよ!!あんた〜〜〜〜〜』
と怒鳴り始めた。。
このN谷くんは、いろいろやってくれた。。
会社の鍵がなくなり営業できなくなる事件→こちら
数年後、シンガポールの会社に転職したN谷くんに再会した。。
彼は、昔ご迷惑ばかりかけたのでと言って
今夜は僕に奢らせてくださいとKTVに連れて行かれた。。
KTVとはずっぽし付きカラオケだ。→KTVの詳細
そこでさんざん飲んで、ずっぽししたあと帰ろうとすると、
N谷くんはレシートを見るなり
『すいません!よろしくお願いします』と私に渡してきた。。
結局20万円くらい私のおごりになった
バーローーーーーええ加減にせいよ〜〜
話はそれたが、結局国税は外人社員の高級賃貸マンションの
レンタル家具の支払いがどうのこうのとケチをつけて500万円ほど
それと、毎年派手にやっていた社員旅行で芸者代&コンパニオン代は
福利厚生では落とせないと言われて、これは相当な金額だったが
追徴課税して2ヶ月ほどで帰っていった。。
バブルがハジけてもまだまだいろいろな事件は起きた。
続く、、、、もうおしまいか、、、いやまだまだ