ブルネイ王国潜入記
2006年04月27日
ブルネイ王国 最終日&市内観光
ブルネイ王国最終日
今日はAtrium Cafeで早めの朝食を済ませて、9時から3時間半の行程で市内観光と水上集落見学をした。今日も日本語ツアーは貸切だった。70ドルだ。
まず、ブルネイ博物館に行った。本日の見学場所はほとんど内部の撮影が禁止されている。入口の係員が5人もいて暇そうにしている。入場者はほとんどいなさそうだ。内部は、ブルネイの歴史や原油や天然ガスの採掘方法などが、紹介されていた。暇つぶしにはちょうどいい。
次に訪れたのが、1000年以上の歴史があり、アジア最大と言われる水上集落(カンポン・アイール)だ。約3万人が生活している。テレビもエアコン完備の水上集落で家々は木橋で迷路のようにつながれている。柵も何もなく隙間があるので、ハイヒールや、がちゃ目の人は歩行困難だ。時々転落するあほうもいるそうだ。かつて、『東洋のベニス』と呼ばれていたというが、それにしては、きたねえな!でも別に貧乏だから水上に住んでいるのではなく、ブルネイは国土のほとんどが多湿のジャングルなので、風通しがいいということで暮らしているようだ。勝手に水上に家を建てて住んでいるようで、家賃もただだ。水道も完備されている。ガスはプロパンガスだ。驚いたことに水上に学校、病院、警察まである。水上モスクもある。移動は、昨日乗ったぼろ舟だ。近くの陸上には水上生活者の車が、所狭しと青空駐車している。しかし駐車違反の取締りはないそうだ。その水上集落の家で、へんてこりんなお菓子を食べた。一袋1ドルで販売しているが、まったく商売っ気がない。小汚い家の中を案内されたが、ここで作られているのかと思うとその菓子を食う気がしなくなった。
ところで、この水上集落に結婚前の紀子(きこ)さんが、ホームステイしていたそうだ。皇太子もブルネイには訪れたことがあり、THE EMPIRE HOTELに宿泊したのでホテルには写真も飾られていた。
その貧乏臭い集落見学のあとは、旧モスク(オマール・アリ・サイフディン・モスク(先代の国王が建設))に向かった。1958年建築、内部に入ると冷房ががんがんに効いている。黒いマントを着て見学する。国内のモスクの中で、唯一ステンドガラスを利用している。金のモザイクも綺麗だ。金曜日は礼拝のために人がたくさん集まる。ここでも男女は別の部屋で礼拝だ。イスラム教は1日5回、メッカに向かって礼拝を行う。金曜日は最寄のモスクに出かけて、礼拝するそうだ。
新モスク(ジャメ アサール ハサニル ボルキア モスク)も見学した。1994年に完成。現国王が500億円のお金をかけて建設した新しいモスクだ。あらゆるところに金板を利用して建設している。庭には1個1000万円の、大理石のベンチもたくさん置いてある。礼拝堂には5千人収容可能だ。29代目の国王ということで、29の黄金ドームをもつ巨大モスクだ。ここでも、黒いマントを着なければ見学できない。
王室資料館も訪れた。(ロイヤル レガリア センター)
内部には、就任式に利用された御所車が展示されている。一回だけ利用するのに
豪華というか無駄な気もするが。まあお金持ちの国だらからできることか。。
最後に、王宮(イスタナ ナルル イマン)に行った。巨大すぎて入口からはなんだかわからない。王宮内には1700以上の部屋があるそうだ。王宮は非公開だが、断食明けのハリラヤ祭の3日間だけは、開放されて、訪れた人に食事をふるまい、国王と男性は握手できるそうだ。女性は、女王と握手することになる。そして子供には全員5ドルのお年玉を配布する。相当お金が余っていると見える。
ちなみに国王はベンツ、王子はポルシェ、ランボルギーニを自分で運転して町に出没するようだ。もちろん護衛の白バイを連れて、手を振ると振りかえしてくるそうだ。全面スモークで正面からしかその顔を見ることはできないが、、、
お昼すぎにホテルにもどった。中華料理(Li−Gong Restaurant)に出かけたが昼は酒の持込も禁止の上、ビュッフェスタイルだったのでパスしてルームサービスにした。値段の割(一人45ドル)には、うまかった。なによりうるさいチャンコロがいないので落ち着いて食べることができる。酒も持参したものだが、飲みたい放題だ。
フライトが19時30分なので、レイトテックアウトにしてプールサイドでのんびりすることにした。プールは大きく、砂浜付のプールもある。プールサイドにジュースバーもある。プールサイドのチェアーに寝転んでいるとサービスでオレンジとミネラルウォーターをくれた。海もすぐだがさすがに泳いでいる人はいない。
なかには、スタイルのいい水着女性もいたが、ドラム缶のような身体でビキニでのしのし歩いているババーがたくさんいてせっかくの風景が台無しだった。
5時すぎにチェックアウトして空港で搭乗手続きをした。ここで空港税を12ドルとられる。またコーランを聞いてテイクオフだ。
これで、旅もおしまいかと思っていたら、機内で日本紹介のビデオが流れていた。日本の伝統的な飲み会という紹介で、お座敷に禿げたオヤジたちが芸者と一緒に飲んでいる。そんなことしているやつはもうあまりいないだろうが。こんなことだから勘違いされるんだよ。以前、日本に働きに来た外人が、なんで日本に来たのか聞くと、忍者が本当に日本にいると信じてアメリカからはるばる移住してきたと言っていた。あきれるぜ。また 寿司の作り方や食べ方紹介という場面になった。なんだか見たことがある板さんだ。。。そ〜〜だ リッツカルトンの白石のエテ公、いや、鈴木阿久利だ!!こんなところでバイトしているとは!思わず笑ってしまったが周りをみると、みんな真剣な顔で見ている。まいるぜ。
2泊3日のパッケージツアーで一人750ドル(デラックスルームにグレードアップ30ドル含む)(約5万円)だ。シンガポールでは今回はTRIPS INTERNATIONAL(63242811)を利用した。こちらは対応ははやく親切だった。(日本人対応)
現地の旅行会社はFremeTravel Service社 673−2−234281
を利用したが、担当の日本人女性のMさんもとても親切で 名所旧跡での説明も丁寧で的確でした。ところで、金曜日は礼拝の日なので、お店が休みになるばかりでなく、モスクの見学もできないので避けた方がいい。いずれにせよ現地のオプショナルツアーやマッサージなどは滞在期間が短い場合は事前に手配しておいたほうが賢明かもしれない。
こうして、ブルネイ王国の3日間の旅は終りをつげた。
2006年04月26日
ブルネイ王国 潜入記 2日目 &村上麗奈?
ブルネイ王国二日目
朝は、6時30分〜10時30分まで、Atrium Cafe でビュッフェスタイルの朝食がついていた。遅めの朝食をとったが、メニューも朝食とは思えないほど豊富で、食べすぎで昼飯をスキップさせた。それにしてもブルネイからは上海への直行便があるので、中国人(チャンコロ)の客が多い。マナーもめちゃくちゃで、話す声もデカイ。お前ら、天安門広場で遊んでろってんだよ。チンク野郎!
午後からは、ホテルのSPAに行った。ゴルフコースのクラブハウスに併設されている。徒歩ではいけないが、宿泊棟の入口でボーイに頼めば、すぐに車かカートで連れて行ってくれる。ドライサウナとジャグジーでゆっくりしたあと、全身マッサージ(Taksu Massage)1時間15分で125ドル(約9000円)だ。イスラム教の国なので、男性のマッサージは男性が、女性のマッサージは女性が担当する。(ということで、皆さんが期待している N君のダイスキなずっぽしスペシャルマッサージはない)内部は清潔で、マッサージも非常に丁寧だ。サービスで時間を延長してくれた。明日もぜひ指名してくれと頼まれた。サウナと室内プール、ジムの利用のみなら無料だ。
Country Club Reception 241-8222 マッサージ要予約
ちなみに、ゴルフは18ホールで月〜木 115ドル 金〜日 150ドルだ。ここでもイスラム教の関係で、キャディはいない。 ほかには、ボーリング場、映画館(8ドル)などが併設されている。
ボーリング場で、、風呂敷をかぶった女性だけでプレーする光景にぶち当たった。イスラム教の教えのため、男女で遊ぶということはないそうだ。異性同士で握手することもご法度だ。町に飲み屋もなく、繁華街といっても、コーヒーショップで男同士が話し合う姿を目撃することができるくらいだそうだ。ホモが多いかも?
16時からはオプショナルツアーに参加した。貸切状態での観光だ。マングローブ川サファリ 一人75ドルだ。ボルネオでしか見れない天狗猿(鼻の長い猿)などの見学だ。いまにも沈没しそうなぼろ舟に乗り換えて、汚い川を下る。しばらくぼろ舟で川を下ると、猿の群れに出あった。木上のほうに生息している。人間を恐れて近づいては来ない。猿の死亡原因の1番は転落死だそうだ。『猿も木から落ちる』
夜はホテルで一番人気のシーフードレストランに行った。事前にレストランに申し出て、ワインは持参だ。持込料は無料だが、アイスバケツにボトルを入れて、足元に置いて、こっそり飲む感じだ。なんともいえない。
シーフード料理は新鮮で美味しかったが、ビュッフェスタイルで、照明も暗かった。リゾートということでしょうがないか。Pantai Restaurant (シーフード)要予約
営業時間10時30分〜14時(土日)18時30分〜22時30分 場所はプールサイドだ。
料金は一人38ドル(約3,000円)
追記
部屋には、イスラム教のお祈りのためのカーペット(写真下)が置いてあるが、これで足を拭いたりしたら怒られる。神聖なものらしい。コーラン(聖書のような本)もちゃんと 机の上に置かないといけないようだ。やたらにさわったりしてはいけない。アメリカでは、コーランをイスラム教徒に投げつけてケンカがはじまるようだ。そういえば、風刺画問題で襲撃をかけたりしていたのは最近話だ。
ところで、読者(H君)から指摘がありました。ブルネイ国王といえば、昔来日したとき、村上麗奈(写真左)が一夜の相手をしたとかでマスコミに騒がれていたという話。H君も彼女にはかなりお世話になったそうです。日本から入手したAVビデオを見てファンになった国王が所望したとか、、その事の真偽は今となっては闇の中だが、あれだけ騒がれたのでなにかがあったのだろう。
イスラム教では一夫多妻制が認められている。でも4人までだそうです。また第一婦人の許可がないと第2婦人をもらうことができない。そしてそれぞれの妻に同じ生活をさせなければいけないので金がかかるそうだ。だから一般の人は無理な話だ。離婚は女性からは認められない。男性の権利だそうです。近親での結婚もOKだ。ブルネイの王様と結婚するには、まずイスラム教に改宗する必要がある。その勇気がある人は、トライしてみてはどうか、あなたも世界の富豪の仲間入りが可能かもしれない。 ちなみに国籍を得て生活するには、3年居住してイスラム教に改宗してブルネイ人と結婚すれば、OKだそうです。
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2006年04月25日
ブルネイ王国 潜入記
2泊3日の予定で、ブルネイに侵攻した。正式名称はNegara Brunei Darussalam(ネガラ・ブルネイ・ダルサラーム)となり、永遠に平和なブルネイという意味があるそうだ。イスラム教の国だ。人口は35万人、在留届の出ている日本人はわずか80人、イスラエル国籍やイスラエルに入国したことがある人は、この国には、入国できない。入国のときパスポートを入念にチェックされる。
ブルネイはわが大日本帝国が油田確保のため、1942年〜1945年まで占領しており、ブルネイ湾には連合艦隊が停泊していた。あの栗田艦隊もここで給油して南方に向かった。大東亜戦争(太平洋戦争)後、イギリスの植民地に再びもどり、1984年に独立するまで、保護領として立憲君主制の政治体制をとっていた。現在では、日本がブルネイの天然ガスの99%を原油25%を購入している。
ところで、便利なのは、ブルネイドルはシンガポールドルと等価とされていて、シンガポールドルがブルネイ国内では、そのまま利用できる。両替する必要がないのだ。紙幣は双方の国で利用できるので、おつりもそのままでいい。(ただし硬貨は利用できない)タクシーはあまりない。空港の往復はトラベル会社に手配したほうがいい。バスがブルネイ国内どこまで走っても、1ドルでバス停以外でも乗り降りできる。観光客はあまり利用していない。この国では、市内観光かホテルライフを楽しむのがよさそうだ。
それから、ブルネイでは、アルコールが禁止されているのだ。でも持ち込みは可能だ。チャンギ空港で購入する必要がある。一人ワインやウイスキーは2本、ビールは12本までだ。ブルネイで入国したあとで書類に記入して持ち込むことができる。イスラム教徒が飲酒した場合、30万円の罰金と3年の懲役になる。なんだか罰金と懲役が釣り合わない気もするが、重罪だ。
ロイヤルブルネイ航空を興味半分で利用してみた。。出発はターミナル2でシンガポール航空と同じだが、一番奥のゲートにされているので、乗り込むまでに相当歩かなければならない。約2時間の空の旅だ、出発前に機内には『コーラン』(写真上)が流れる。スチュワーデスまで、風呂敷のようなものをかぶっている。夜10時の便だったが、余裕で1時間遅延して、夜11時過ぎに出発した。いきなり、この時間から機内食が出る。それもエコノミークラスだったが、まあまあだった。機内に持ち込んだ、ウィスキーをがぶ飲みだ。なんだか、アル中のおやじみたいで、いやだったので、一番後ろの席に移動して飲んでいた。
ブルネイ国際空港には夜中1時に到着だ。迎えの車に乗り込み、ホテルまでは約20分だ。ブルネイで一番高級とされるThe Empire Hotelに宿泊した。至る所に、金の装飾があり、入口付近には バカラの世界で4つしかないという数千万円のガラスのラクダ(左下)が置いてある。昼間は警備員がいるのだが、夜は誰もいない。へんな警備方法だ。部屋も広く豪華だった。部屋からの眺めも最高だ。よる沖に見える明りは、漁業ではなく油田だそうだ。ブルネイは全て海底油田だ。
ブルネイは原油と天然ガスの国で、裕福なため、所得税、住民税、国民年金等 一切の税金がない。医療費もすべて無料だ。しかし、60歳からは年金が毎月200ドル(約1万4千円)支給されるそうだ。これも先代の国王の資産から、、年収は海外労働者や一般的な労働者は3万円くらいで、普通の人で7万〜10万 公務員(教員など)は15万くらいだそうだ。ちなみに国民の3分の2が公務員だ。
公務員は宿舎が用意され、光熱費・水道代などすべてただで住める。兵役もなく志願制で、ネパールあたりから傭兵を雇用しているみたいだ。基本的に金持ちな国なので、なんでも金で解決するのだろう。富裕層は100坪くらいの家に住んでいる、2000万円くらいで購入できる。ということで、 一日目はもう2時もすぎたので、また続きにしたい
ブログをアップするためにインターネットを利用しようとしたが、フロントに電話して、IDとパスワードをもらう必要がある。わざわざボーイが持ってくるのだ。24時間利用分で50ドル(約3500円)だ。しかも速度は10MBくらいで非常に遅い。まあしょうがないか、