中国 北京 出張記
2008年03月02日
中国 北京 出張 入国編
出張(2泊3日)で北京に行くことになった。3年ぶりの北京だ。
3年前は、北京首都国際空港でストリートチルドレンに囲まれたり、偽空港職員に金を盗みとられそうになったり、
また、町には、ダルマという手足を切断された子供が、物乞いであちこちにころがっていたりで、
さんざんだった。。
今年は8月8日に北京オリンピックが開催されるということで、香港にも、あと何時間何分で開会式が始まるという電光掲示板をよく見かける。
香港発のドラゴン航空(キャセイ航空との共同便)CX6118 8:30発 11:35着 飛行時間は3:05時間で北京に突入することにした。
ドラゴン航空のラウンジは、香港国際空港の一番右手にあるので、右側の通関から出国したほうがいい。
ANAのラウンジより大きくゆったりしている。飲茶やお粥をサービスしてくれるコーナーもある。
メインは、ボリュームはあったが、あまり味がなく、美味しくなかった。
定刻通り、北京首都国際空港第2ターミナルに到着した。首都空港は第1〜第3ターミナルまであるが、主だった路線はほとんど第2ターミナルで離発着する。
オリンピックを控えて空港もさぞ改修されて大規模になっていると思いきや、シンプルで殺風景で
ちんけな空港だった。しかも、これで、オリンピックの観客が押し寄せたら、パニックなるのではないかと思うほど、狭い空港だ。
検疫はなんなく通過して、イミグレーションに到着した、
それほど混雑していなかったが、空港職員の仕事はのろまで待たされた。
荷物を受け取る回転テーブルのところに、空港ガイドブックが置かれていた。英語、フランス語などなど日本語のガイドブックもあった。ガイドブックによると、地下1階〜3階までの空港施設にはレストラン、ショッピング、郵便局、銀行、ビジネスセンターなど充実しているようだ。
入国する手前に、両替&銀行ATMがある。必要な場合はここで中国元への両替ができる。
入国したが、以前のように、ストリートチルドレンや偽空港職員は一人もいなかった。
やはり、北京オリンピックをひかえて、取締があったのだろう。意外に平穏無事な入国になった。
気温はマイナス3度で、さすがに寒い。
途中、道路の脇を流れる川が凍結していた。
片道6車線以上の車道であるにもかかわらず、あちこちで渋滞している。天気は晴れなのに、排ガスによる光化学スモッグがひどい。
1時間30分ほどで、集配センターに到着した。
日本で言うところAMAZONの本集配センターという感じだ。
東京ドームがすっぽりと入るほどの大きな倉庫に、本が山積みにされている。
インターネットからの注文をプリントアウトして、大きなカートでそのどでかい体育館をひた走り、本を集めてくる。
そして、その集めた本を封入して地域別に仕分けをして、中国全土に配送するらしい。
日本なら、ベルトコンベアーなど機械化するところだが、ここでは、月収1万円の農民が走りまくり、
人間ベルトコンベアー状態だ。たくさん集配した人には、ボーナスも出るので、皆必死に駆けずりまわっていた。
こうして社会科見学は終了した。